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【2024年版】資産運用の始め方ガイド!種類・特徴・注意点の比較ポイントも解説

どうも、マネル(@maneru10_com)です。

資産運用を始めてみたいけれど、知識なしで始めていいのか不安ですよね。

ピヨリン

2024年から新NISAになるってニュースを見たよ!

マネル

テレビやSNSでよく見かける話題だよね!

将来のためにお金を増やしたい!けれど、

  • 何から始めていいかわからない
  • 資産運用で損しないか不安
  • 色々な情報が溢れていて、何が正しいかわからない

という不安ではじめの一歩を踏み出せずにいる人も多いでしょう。

(出典:生活者一万人アンケート(金融編)|野村総合研究所

野村総合研究所が2022年に実施した全国1万人を対象とするアンケートを実施。

投資経験を持つ回答者の割合が32%と直近10年間で12%増加。投資未経験者でも「資産運用に興味はある」人の割合も増え続けています。

ピヨリン

将来のために少しでもお金を増やせたら嬉しいな!

マネル

焦らずに、小さく始めて、ゆっくり慣れていこう!

この記事では、現役FPとして8年間で2,000人以上をコンサルしてきた僕が、資産運用の始め方を初心者にもわかりやすく解説します。

この記事を読むと

  • 資産運用の始める手順
  • 自分に合った資産運用のバランス
  • 商品ごとの特徴・注意点・購入方法

がわかります。最後には、絶対に手を出してはいけない投資話についても解説しています。

「今から投資を始めたい」という方は、是非チェックしてみてください。

マネルート(結論)

【ポイント】
ゴール設定が最も大切
資産運用の種類・特徴を理解しよう
・小さな金額から始めて、ゆっくり慣れよう

【資産運用を始める手順】
今後のライフイベント・金額を書き出す
優先順位をつける
目的に合った商品を契約・購入する

身近な投資詐欺は絶対に知っておきましょう!

資産運用は心とお金にゆとりをもって始めましょう!
この記事の著者
詳しいプロフィール

マネルート運営者 / FP事務所代表 / 日本FP協会AFP認定者
当ブログ「マネルート」では、8年間で2,000人以上コンサルしてきた現役FPの僕(マネル)が、お金にまつわる「知らないだけで損してる」をなくすため、初心者でもマネして実践できるお金のノウハウを発信しています。
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はじめる前の予備知識

資産運用とは、自分の持っているお金(資産)を運用商品に配分・運用することで効率的に増やしていくことをいいます。

まず、資産運用を始めるにあたっての予備知識を押さえておきましょう。

「必要なお金が準備できること」がゴール

資産運用をはじめるきっかけはさまざまですが、ゴールは「必要なお金を準備できること」

資産運用を始める前に、どんなことに・いつごろ・いくらくらい必要になるのか、お金が必要なゴールを明確にしましょう。

「お金を増やすこと」が目的にならないように注意しましょう。

「お金は増えるに越したことがない」という考えで資産運用をはじめると「短期間でお金が増えそうな商品」を探しはじめます。

その結果、大きなリスクを抱える商品に手を出したり、ときには投資詐欺に遭ってしまうことも少なくありません。

マネル

自分のライフプランを整理することが、資産運用の第一歩です!

あくまでも資産運用は手段。目的を見失わず、まずは最低限の心構え・知識をもったうえで小さな金額から始めましょう。

NISAとは?

2024年から新しい制度となった「NISA」。

実は、NISAは資産運用の種類ではなく、”税金の制度”の呼び名であることを知っていますか?

日本においては、株式や投資信託などに投資をしてお金が増えた場合、増えたお金を受け取る時には約20%の税金がかかります。

せっかく増えたお金なのに、手元に残るお金が約20%減ってしまうのは少し寂しいですね。そこで登場したのがNISA。

NISAは株式や投資信託などでお金が増えた場合、約20%の税金を払う必要はなく、増えたお金の全額を受け取る制度です。これはうれしいですね!

注意点は、NISA制度自体には元本(投資した金額)を保障してくれたり、絶対にお金が増えることを保証してくるものではないこと。

ピヨリン

お金が増えたときだけメリットがある制度なんだね!

マネル

その通り!結局は「どんな商品を買うか」が一番大事なんだ!

選ぶ商品によっては元本割れ(損してしまう)可能性はあることは押さえておきましょう。

資産運用の種類・購入方法

資産運用にはどんな種類や方法があるのでしょうか?代表的な資産運用の種類・特徴・注意点を順番に解説します。

預貯金

一番馴染みがある預貯金。普通預金、定期預金、外貨預金、など銀行等でお金を預けることができます。

普段何気なく利用している預貯金も、実は立派な運用商品。元本は預金保険制度によって1,000万円+利息まで保証されます。

最大のメリットは、必要な時にすぐに使えること。生活資金、非常用資金、3年以内のライフイベントに必要なお金に利用するのにおすすめです。

生命保険

CMなどで馴染みがある生命保険。実は資産運用として使うことができる商品があるのは知っていますか?

生命保険の商品は、生命保険会社、販売代理店の銀行窓口などで契約できます。

「生命保険契約者保護機構」のおかげで、生命保険会社が経営破綻してしまった場合にも一定金額の保護を受けることができるため比較的リスクが低い運用方法の一つです。

商品によっては

  • 予定利率に最低保証がある
  • 予定利率が一定の期間は固定されている
  • 解約や契約者貸付を利用して、使いたい時にお金を使える

など、非常に使いやすい商品も存在します。

選択肢としては、外貨建ての「一時払終身保険」や10年以内に払い込みを終える「短期払終身保険」など。

ただし、近年の予定利率の低下の影響や、保険会社の手数料の影響で、貯蓄性のある生命保険でも解約時に元本割れする商品も数多くあります。

「馴染みがあるから大丈夫」という油断は禁物なので、お近くの専門家の意見を仰ぎましょう。

債券

債権とは、簡単にいえば「お金を貸す」ことです。

証券会社の口座を開設することで購入することができます。政府や会社などにお金を貸すことで、約束した期限に「貸した金額+利息」を返してもらう契約です。

政府にお金を貸すことを「国債」、会社にお金を貸すことを「社債」といいます。

メリットは、もともと約束した期限(償還期限)に貸した相手が倒産していなければ、基本的に「元本+利息」は保証されていることです。

リスクの低い資産運用の一つですが、万が一倒産してしまった場合には元本も含めて返ってこないケースも(いわゆる不良債権)。

倒産リスクが低ければ金利も低く、倒産リスクが高ければ金利も高い傾向にあります。

株式

株式とは、「お金を出資する」こと。

株式会社にお金を出資して、企業が利益を上げることで配当金や株価が上がった時に利益を受け取ることができます。

株式は、証券会社で口座を開設することで購入することできます。

メリットは、出資先の業績が良くなった場合には、元本や配当が増えること。今回ご紹介する資産運用の方法のうち、ここ100年で最も市場規模が成長したのが株式です。

大きくお金を増やす可能性が高い選択肢のひとつです。

デメリットは、初心者にはハードル・リスクが高いこと。

株式を購入するには数十万円〜数百万円のまとまった金額が必要で、出資先の業績が悪化したときは元本割れ・配当減が発生します。

さらに倒産時の弁済についても、株式の保有者よりも債権の保有者への返済が優先されます。

マネル

投資未経験の場合は、別の資産運用からスタートするのがおすすめです。

特にデイトレード(株式の売買を短期間でくりかえす取引)に手を出すのは絶対にNG!

メンタルコントロールがとても難しく全財産を失ってしまうことも。

長期的な視点を持って、10年以上は使う予定のない余剰資金で、心にゆとりがある状態で始めましょう。

不動産

マンションなどを購入して貸し出すこと収入を得る「家賃収入」に一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?家賃収入の他にも、土地建物の売買で利益を上げる方法もあります。

結論を先に言うと、不動産投資はオススメしません(相続などで不動産を引き継いだ場合を除く)。

近年は不動産価格は高騰していますが、今後の日本は人口減少が急速に進みます。

長期的には不動産市場は右肩下がりになることはほぼ間違いありません。

マネル

今後80年間で、日本の人口は半分以下(5,000万人未満)になると予想されています。

不動産投資には高額な投資金額を必要なため、うまくいかなった場合や震災に見舞われた場合には、巨額な負債を背負ってしまうリスクも。

特に会社員の方に被害が多い「ワンルームマンション投資」は注意が必要です。

不動産の専門知識なしに、借金をして不動産投資を行っても、成功する可能性は極めて低いことは絶対に押さえておきましょう。

不動産業界では「千三つ(せんみつ)」という言葉があり、「1,000件の物件で、本当にいい物件は3件しかない」といわれています(※諸説あり)

マネル

「不動産は資産」という営業トークに惑わされないようにしましょう。

本当にいい投資用物件は、一般の市場に出回る前に、不動産屋や大手ディベロッパー、資産家が優先的に購入します。

少なくとも資産1億円以下のような一般人に対して、本当にいい投資用不動産を教えてくれることはない、と考えましょう。

投資信託

投資信託とは、これまでに紹介した預貯金、債券、株式、不動産などを組み合わせたパッケージ商品のこと。証券会社で口座を開設することで購入することできます。

投資信託のメリットは、あらかじめ複数の商品を組み合わせてくれているため、自分で一つ一つ選ぶ必要がないこと。テレビやSNSで話題の「オルカン」「S&P500」なども投資信託商品の一つです。

マネル

投資信託の商品数は、なんと5,000種類以上!

ただし、証券会社の手数料である売買手数料、信託報酬、隠れコストなどが高い商品も存在します。商品選びの際には細心の注意を払いましょう。

基本的には、インデックスファンドなどの手数料が非常に安い商品を選ぶと良いでしょう。

証券会社には2種類あり、実店舗で営業担当者が取引をサポートする「店舗型(対面)証券」と、インターネット上で取引が完結する「ネット証券」。

おすすめはネット証券です。

店舗維持費・人件費を抑えることで、圧倒的に手数料が安いことが最大の魅力です。これから証券口座を開設する場合は、ネット証券で口座開設しましょう。

マネル

おすすめのネット証券は、楽天証券・SBI証券です!

資産運用のはじめ方

資産運用は次の5つの手順で行います。初心者にも具体的にわかりやすく解説していきます。

STEP
今後のライフイベントを書き出す
STEP
生活資金・ゆとり資金に分ける
STEP
優先順位を整理する
STEP
資産運用できる金額を把握する
STEP
商品を契約・購入する

今後のライフイベントを書き出す

はじめに、今後の人生でまとまったお金が必要になるライフイベントを書き出しましょう。

ノートやスマホのメモ帳を使って

  • いつ
  • どんなことに
  • いくらくらい必要になるか

の3つを1セットにして、今後の人生で10万円単位でお金がかかるライフイベントを頭に思い浮かぶかぎり書き出してみましょう。

例)
・半年後に国内旅行に行くために10万円
・5年後に結婚式を挙げるために300万円
・20年後の子どもの教育資金で500万円
・30年後の老後資金2,000万円
など

ゴールは「必要なお金が準備できること」であり、お金は手段であることは押さえておきましょう。

お金の使い道を決めないまま、資産運用を始めることはやめましょう。

旅行に行くときに、目的地・予算がわからないまま、「車、電車、飛行機、どれが良いか」を決めることはできないのと同じです。

お金を増やす方法を決める前に、お金の使う目的、期限、金額を決めることからスタートしましょう。

マネル

何で資産運用するか(手段)ではなく、どんな人生を送りたいか(目的)が大切です。 

生活資金・ゆとり資金に分ける

書き出したライフイベントを、「生活資金」「ゆとり資金」のどちらか、を書き足しましょう。

生活資金は、お金があるかどうかに関係なく、支払いが必要になるお金。
例)車の買い替え(中古)、マイホームの修繕、教育資金、老後資金、など

ゆとり資金は、生きる上ではなくても困らないけれど、楽しく生きていくためには必要なお金です。
例)海外旅行、新築マイホーム、車の買い替え(新車)、など

マネル

どちらか迷ったら「無かったら困るか?」を判断基準するとわかりやすいですよ!

優先順位を整理する

一つひとつのライフイベントを、下の4つの優先順位に整理して、割り振っていきましょう。

優先順位
生活資金×時期が近い

10年以内に必要になる生活資金のライフイベント

優先順位
生活資金×時期が遠い(10年より先)

10年より先に必要になる生活資金のライフイベント

優先順位
ゆとり資金×時期が近い(10年以内)

10年以内に必要になるゆとり資金のライフイベント

優先順位
ゆとり資金×時期が遠い(10年より先)

10年より先に必要になるゆとり資金のライフイベント

資産運用できる金額を把握する

自分にとって「無理なく資産運用できる金額はいくらか」を把握しましょう。

手順
毎月の生活費を把握する

住宅費、食費、光熱費、など1ヶ月で使っている金額(平均)を書き出してみましょう。

手順
「非常用」+「1年以内のイベント」に必要な金額を把握する

「非常用」のお金は、体調を崩して働けない時や、車・家電の故障、引越し、など突発的なトラブルに備えるためのお金です。

・会社員の場合 ▶︎ 1ヶ月の生活費×6ヶ月分
・自営業の場合 ▶︎ 1ヶ月の生活費×12ヶ月分

例)1ヶ月の生活費が20万円の場合の非常用の金額は
・会社員の場合 ▶︎ 20万円×6ヶ月分=120万円
・自営業の場合 ▶︎ 20万円×12ヶ月分=240万円

また、1年以内のイベントに必要な金額も書き出しておきましょう。

手順
資産運用できる金額を計算する

・毎月の金額 ▶︎ 「毎月の収入額(手取り)」ー「手順①生活費」
・一括の金額 ▶︎ 「現在の資産額(預貯金)」ー「手順②非常用+1年以内に必要なイベントの金額」

例)毎月の収入額25万円、生活費20万円、預貯金300万円、1年以内のライフイベントに必要なお金が50万円の会社員の場合、資産運用できる金額は
・毎月の金額 ▶︎ 25万円ー20万円=+5万円
・一括の金額 ▶︎ 300万円ー170万円(20万円×6ヶ月+50万円 )=130万円

手順
完了
マネル

「資産運用できる金額」を超えた資産運用は控えましょう!

目的に合った商品を購入・契約する

資産運用できる金額で、資産運用をはじめましょう。

目安として下記のように商品を検討すると良いでしょう。

優先順位
生活資金×時期が近い(10年以内)

→預貯金

優先順位
生活資金×時期が遠い(10年より先)

→預貯金、生命保険、債券

優先順位
ゆとり資金×時期が近い(10年以内)

→預貯金

優先順位
ゆとり資金×時期が遠い(10年より先)

→生命保険、債券、株式、投資信託

こんな投資話は絶対にNG

意外と身近なところに潜んでいる投資詐欺。「自分が詐欺に遭うはずがない」と思っていませんか?

実は多くの場合は家族、友人、恋人などを通じて被害に遭ってしまいます。

勧めている本人には悪意はなく、あなたのことが大切だからこそオススメしてくれていることがほとんど。

さらには、自分も悪意なく加害者になっているケースも。

代表的なものは「ポンジスキーム詐欺」

  • 高配当を約束(「月利◯%」「年利10%以上」)
  • 暗号通貨、FX、株式などの自動売買システム
  • 出資するお金は「金銭貸借契約(お金を貸す契約)」
  • 出資するお金・配当金が手渡し
  • 高額な紹介料

上記のキーワードのうち、「1つでも」当てはまった場合はポンジスキーム詐欺の可能性が非常に高いです。

投資先の会社名や商品はさまざま。実際に運用は行われておらず、出資金の一部を取り崩して配当金と装うことで、高利回り投資をしているように思い込ませるのが特徴です。

ポンジスキーム詐欺は、100年以上前からある代表的な手法で、多くの場合は1年〜3年で配当金が滞りはじめ、破綻を迎えます。

短期間で数万人〜数十万人に被害が広がり、お金が戻ってくることはほとんどありません。

詐欺に遭わないコツは、国内の金融機関が販売する商品以外は契約しないこと。

ポンジスキーム詐欺のほかにも、金融庁に認可されていない海外金融商品(R&L360°などの海外保険積立商品・信託商品)の投資話にも注意が必要です。

高額紹介料を目的にアフィリエイターと呼ばれる個人が、実質的には違法な営業活動をしているケースが多く見受けられます。

マネル

いくら信用している人でも、個人経由の投資話は絶対に手を出さないようにしましょう!

日本国内の金融機関以外が販売する金融商品は、事前の十分なリサーチを行う方法すらわからないのが現実です。

どうしても気になる場合は、必ずお近くの専門家の意見を聞いた上で判断するようにしましょう。

まとめ

この記事では、資産運用の始め方について説明しました。

まず小さな金額でリスクの低い方法から始めて、少しずつ慣れていくことが大切です。

最低限の知識や専門家の意見をとり入れながら、長く続けられるバランスで資産運用を始めてみましょう。

今回ご紹介した資産運用の種類ごとに、商品の購入・契約までの流れを別の記事で紹介しています。興味があれば、読んでみてください。

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