どうも、これまで10枚以上のクレカを使い倒してきたマネル( :@maneru10_com)です。
クレジットカードをうまく使えている自信はありますか?
支払いに便利なクレカですが、
- 気づいたらクレカの枚数が多くなってしまった
- 無駄遣いが増えて、請求金額に毎月驚く
- 気付かぬままリボ払いになっていた
となっていることもあります。
財布の中にクレジットカードやポイントカードでパンパンだよ!
クレカは便利でポイントも貯まるメリットがある一方、無駄遣いやリボ払いなど、気づけば損していることも少なくありません。
この記事では、現役FPとして8年間で2,000人以上コンサルしてきた僕が、クレカの使い方・おすすめクレカなどを初心者にもわかりやすく紹介します。
この記事を読むと
- クレカを選ぶポイント
- 上手なクレカの使い方
- ダメな使い方
がわかるようになります。
クレカの使い方や整理したい方はぜひ最後までチェックしてください。
マネルート(結論)
①ポイント還元率は、ベストを追いかけない
②クレカの支払いは、固定費の支払いのみを基本にする
③クレカ選びは「年会費無料」を選ぶ(ポイント還元率で選ばない)
④変動費はデビットカードがおすすめ
⑤リボは絶対NG
本記事のリンクには広告が含まれています。
この記事の著者
マネーブロガー / 現役FP
マネル
Maneru
詳しいプロフィール
プロフィール
マネルート運営者 / FP事務所代表 / 日本FP協会AFP認定者
当ブログ「マネルート」では、8年間で2,000人以上コンサルしてきた現役FPの僕(マネル)が、お金にまつわる「知らないだけで損してる」をなくすため、初心者でもマネして実践できるお金のノウハウを発信しています。
プロフィール詳細 / LINEで相談する / お問い合わせ
クレジットカードとは
クレジットカードとは購入した商品・サービスの代金をクレジットカード会社が建て替えて支払い、後日(主に翌月)クレジットカード会社に建て替えてもらった金額を支払うという仕組みのカードです。
クレジットカード会社があらかじめ、自分の職業・年収などによって、いくらまで立替払いできるかという上限額を決定して、その金額を上限にクレカで支払うことができます。
他にも様々な種類のカードがあり、違いは下記の通り。
クレジットカードの種類は
の3つの要素で分けられます。
発行会社
発行会社、カードを発行している会社です。
例えば、楽天、イオン、三井住友などがクレジットカードを発行しています。
発行会社はクレジットカードの会員管理や入会審査、付帯サービスの提供などを行います。
発行会社によって審査基準や年会費、還元率、サービスの内容などが異なるので、カード選びでチェックすべきポイントです。
グレード(ランク)
クレジットカードのグレードは、カードのステータスや価値の違いです。一般的には以下の4つのランクがあります。
- 【一般カード】最もスタンダードなカードで、一般的な利用者向けです。年会費が低く、特別なサービスや特典は限られています。
- 【ゴールドカード】一般カードよりもステータスが高く、年会費も上がります。一般カードよりも多くの特典やサービスが付いています。
- 【プラチナカード】ゴールドカードよりもさらに高いステータスを持つカードです。年会費は高額で、海外旅行や高級ホテルでの特典が充実しています。
- 【ブラックカード】最上級のステータスを持つカードで、非常に限られた人々にしか発行されません。年会費が非常に高く、特別なサービスやVIPアクセスが提供されます。
グレードが上がるほど、無料付帯サービスの充実度がUPするため、魅力的にみえるかもしれません。しかし年会費が必要なことが多いため、基本的には年会費無料の一般カードを選びましょう。
ブランド
クレジットカードのブランドとは、決済システムそのものを提供している会社です。
ブランドの種類によって使えるお店が異なります。
具体的には、以下の5つの主要な国際ブランドがあります。
- Visa(ビザ): 知名度が高く、世界的に広く使われています。特にアメリカ方面で強いとされています。
- Mastercard(マスターカード): ヨーロッパを中心に広く利用されています。Visaに次いで知名度が高いです。
- JCB(ジェーシービー): 日本発の国際ブランドで、日本人サポートが充実しています。ハワイや韓国、台湾、グアムなどの観光地で重宝されています。
- American Express(アメリカンエクスプレス): ハイステータスなブランドで、一流ホテルから日常のお店まで幅広い特典があります。
- Diners Club(ダイナーズクラブ): 世界初のクレジットカードで、グルメやトラベル&エンターテインメント分野での優待サービスが充実しています。
これらの国際ブランドは、それぞれ異なる特徴を持っており、自分のライフスタイルや利用目的に合ったクレジットカードを選ぶことが大切です。
おすすめはVISA。日本だけでなく、海外でも使えるお店が最も多く、1枚は持っておきたいブランドです。
使い方のポイント
枚数は銀行口座の数以下に
利用するお店やサービスによってポイント・サービスが最もお得なカードを作っていると、クレカの枚数は多くなってしまいます。
財布の中が色々なクレジットカードが入っていませんか?
ポイント還元率が高いのはうれしいこと。ただし、カードやポイントの種類が多く、管理できなくなってポイントを使わなければ意味がありません。
自分が管理できる範囲の目安として、銀行口座の数=クレジットカードの数にしましょう。
固定費の支払いに設定する
クレカは電気代、ガス代、携帯代、など固定的に毎月必要になるお金はクレカ払いで統一しましょう。
(家賃、水道代などはクレカ払いにできない場合もあります)
食費、外食、日用品、娯楽費など、1か月のうちに2回以上に利用するお金はデビットカードを利用するのがおすすめです。
クレジットカードは翌月に引き落としがかかるため、何に使ったかの管理がしづらく、お金の使い方がルーズになりがちになります。
デビットカードであれば、すぐに銀行口座の残高に反映されるため、クレカと同じような使い方で、現金と同じ感覚でお金を使うことができます。
無駄遣いや、お金の管理を楽にしたい場合は、変動費はデビットカードで支払うようにしましょう。
利用目的ごとに分ける
生活用、貯蓄用、など目的によってクレジットカードを分けましょう。
クレジットカードもお店・サービスによって変えるではなく、使うお金の目的によって使うカードを買えるようにしましょう。
リボ払いは絶対NG
リボ払いの絶対NG。リボ払いでしか支払えないような買い物はやめましょう。
リボ払いの金利は15%ほど。これは消費者金融の金利と一緒なのです。
買い物の支払いをリボ払いすることは、消費者金融でお金を借りて買い物をするのと同じ。
毎月の支払いではなく、トータルの支払い額を確認しましょう。
選び方のポイント
年会費
年会費が永年無料の発行会社・グレードのカードを選びましょう。
グレードが上がるほど、無料付帯サービスの充実度がUP。ポイント還元率がアップしたり、空港ラウンジが利用できるなど、魅力的に見えるかもしれません。ただし、冷静になりましょう。
年会費よりも多くのポイントを獲得することは可能でしょうか?年会費10,000円、還元率が+1%の場合、年間100万円以上利用して初めてプラスになります。
魅力的なサービスがあっても、結果的に損してしまっては本末転倒。
欲を書かずに、年会費永年無料の発行会社・グレードを選ぶようにしましょう。
年間利用金額
年間利用金額が多いお店・サービスで利用できるポイントが貯まるカードを選びましょう。
大切なのは、使えるポイント総額を増やすこと。
少額しか使わない還元率が高いカードを持つよりも、還元率は小さくても年間利用額が多いカードが生活にもたらすメリットは大きくなります。
ポイント還元率
還元率は高い方が多くのポイントが貯まります。
利用頻度が高いお店・サービスで利用できるポイントが貯まるカードが複数ある場合、還元率が高いものを選びましょう。
ただし、先述の通り永年無料のカードの中でポイント還元率が高いカードを選ぶようにしましょう。
ETCカード
ETCカードを利用したい場合は、クレジットカードの年会費に加えて、ETCカードの年会費を必ずチェックしましょう。
クレジットカードの新規発行と同時に申し込む場合、クレジットカードは年会費無料でも、ETCカードが年会費が必要なケースも少なくありません。
ETCカードを作りたい場合は、クレジットカード・ETCカードがともに年会費永年無料の発行会社を選ぶようにしましょう。
海外旅行保険
海外旅行保険が無料で付帯されているクレジットカードも数多くあります。
「自動付帯」と「利用付帯」の2種類に分けられます。
自動付帯と利用付帯の違いは、以下の通り。
自動付帯と利用付帯の違い
- 利用付帯
クレカで渡航費などを支払えば、補償が適用される
- 自動付帯
クレカで渡航費などを支払わなくても、補償が適用される
自動付帯であれば持っているだけで自動的に補償が適用されるのに対し、利用付帯なら渡航費や交通費などの決済を、対象のクレカで支払う必要があります。
旅行で使わなくても自動的に補償してもらえるなら、自動付帯の方が便利だね!
クレカに付帯する海外旅行保険の種類は、具体的に以下のものがあります。
補償 | 内容 |
---|
傷害死亡・後遺障害 | 旅行中の事故・怪我が原因での死亡・後遺障害 |
傷害治療費用 | 旅行中の偶然の事故による治療費用 |
疾病治療費用 | 旅行中または帰国後、対象の期日内に旅行が原因で発病した治療費用 |
賠償責任 | 旅行中偶然の事故により他人を怪我させたり、物を壊したりしたときの賠償額 |
救援者費用 | 旅行中会員が死亡・遭難などがあった時、家族・親族が現地に行く費用 |
携行品損害 | 旅行中の持ち物が偶然の事故・盗難・火災などで損害を受けた修繕費 |
海外旅行に行く機会が多いのであれば、海外旅行保険が無料で付帯しているカードを選びましょう。
おすすめクレカ5選|年会費永年無料
JCB CARD W
Amazonショッピングを利用する方にはおすすめのカード。
18歳〜39歳までの入会であれば、年会費永年無料(40歳以上になっても無料)。
還元率は1%。Amazonやセブンイレブン、スターバックスなど対象店舗の利用で還元率が2%になります。
のちほど紹介しますが、ETCカード年会費も無料。
クレカ・ETCカードを両方持ちたい方はJCB CARD Wがおすすめです。
三井住友NLカード
SBI証券を持っている方は持っておきたいカードです。
還元率は0.5%と高くはありませんが、セブンイレブン、ローソン、マクドナルドなどの一部店舗でタッチ決済すると7%が還元されます。
家族ポイントを利用すると、三井住友NLカードを持っている人数×1%が還元率UPするため、家族全員で利用すると還元率は最大12%になります。
楽天カード
楽天市場、楽天証券などを利用する場合は、絶対に持っておきたいカードです。
還元率は1%。
楽天ポイントは使える店舗が多く、馴染みのあるお店も多いはず。
楽天カードは1人あたり2枚までカードを持つことができます。
ブランド、利用目的で分けることができ、同じ楽天ポイントを貯めることができます。
複数枚のクレジットカードを持ちたいけれど、ポイントの種類を1つに集中させたい場合には楽天カードがおすすめです。
イオンカード
お馴染みのイオングループのカードです。
還元率はイオングループでの買い物は2%、それ以外は1%。
食品や日用品をイオングループで買い物をされている方は、WAONポイントを効率よく貯めて使えるので、ぜひ持っておきましょう。
AmazonPrimeカード(AmazonPrime会員限定)
Amazon プライム会員で、Amazonショッピングを利用する場合は持っておきましょう。
還元率はAmazonで2.0%。さらに、セブン-イレブンやローソンなどコンビニの利用でも1.5%、それ以外でも常時1.0%。
40歳以上でJCB CARD Wを作れなくて、Amazonプライム会員の場合はAmazonPrimeカードを利用しましょう。
おすすめETCカード3選|年会費永年無料
JCB CARD W
18歳〜39歳までの入会であれば、年会費永年無料(40歳以上になっても無料)。
還元率は1%。Amazonやセブンイレブン、スターバックスなど対象店舗の利用で還元率が2%になります。
ETCカード年会費も無料。
年会費がクレカ・ETCともに無料で、還元率1%以上、海外旅行保険も付帯。
39歳以下の場合は、とりあえず持っておけば間違いなしの1枚です!
無料付帯の海外旅行保険3選|年会費永年無料
海外旅行の度に保険に入るのは面倒ですよね。
そんな時に便利なのがクレジットカード付帯の海外旅行保険です。
クレジットカードには、サービスの一環として旅行保険が付いたカードがあり、旅先での病気やケガに備えることができます。
カード付帯の旅行保険には、事前に旅費などを支払うと保険が適用される「利用付帯」の保険と、カードの利用条件がない「自動付帯」の保険があります。
ほとんどのカードの場合は「利用付帯」なので、カードを交通費などに利用すると補償を受けられます。
クレジットカードの海外旅行保険だけでは不安という場合、複数のカードの保険金を合算(併用)して補償を手厚くすることができます。
他に同種の保険が付帯するカードを持っている場合、傷害死亡・後遺障害の項目は合算できないため最高保険金額が限度となりますが、傷害治療費・疾病治療費・携行品損害などその他の補償項目は保険金額を合算できるのです。
例えば、疾病治療費が200万円のカードと300万円のカードの2枚を持っていた場合、合算すると最高500万円まで補償されることになります。
保険金として支払われるのは実際の損害額が上限ですが、海外ではちょっとした病気やケガでも高額な医療費が発生しやすいので、クレジットカードの複数持ちで保険金を手厚くできることを知っておいて損はありません。
JCB CARD W(利用付帯)
JCBカードWは、最高2,000万円の海外旅行保険と、最高100万円の海外ショッピングガード保険が付帯しているため、海外に行く機会の多い人におすすめなクレジットカードです。
海外旅行保険は、海外旅行代金を事前にJCBカードWで支払うと、旅行期間中(最長3ヵ月)に保証が受けられます。
また、海外ショッピングガード保険は、海外でJCBカードWを使って購入した商品が、購入から90日以内に破損、盗難等の損害を受けた場合に最高100万円まで補償されます。
海外旅行傷害保険は一般的な年会費無料のクレジットカードと同程度の内容ですが、海外ショッピングガード保険まで付帯しているのがJCBカードWの特徴です。海外に行く機会が多い人におすすめなクレジットカードです。
三井住友NLカード(利用付帯)
三井住友カード(NL)は、年会費無料で海外旅行傷害保険が付帯しています。
死亡・後遺傷害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 50万円 |
疾病治療費用 | 50万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
携行品損害 | 15万円 |
救援者費用 | 100万円 |
利用付帯の適用条件ですが、各種補償内容も付帯しており最高2,000万円までの補償が受けられます。
また、海外旅行保険を利用しない方向けに、国内で使える選べる保険では、個人賠償責任保険や入院保険などに変更もできるため、とても良心的です。
三井住友カード(NL)では、国内旅行傷害保険の付帯はありませんので注意しましょう。
エポスカード(利用付帯)
エポスカードの海外旅行傷害保険(補償期間:1旅行につき最長90日) ※カード発行日の翌日以降に日本を出発する旅行が対象・会員本人のみ対象 |
---|
補償内容 | 最高保険金額 |
---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
---|
傷害治療費用 | 200万円(一事故の限度額) |
---|
疾病治療費用 | 270万円(一疾病の限度額) |
---|
救援者費用等 | 100万円(一旅行・保険期間中の限度額) |
---|
賠償責任(免責なし) | 3,000万円(一事故の限度額) |
---|
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(一旅行・保険期間中の限度額) |
---|
海外旅行の際にケガや病気に対する補償が欲しいというニーズに応えてくれるのがエポスカードです。
傷害死亡・後遺障害の最高補償額は500万円と少な目ですが、利用頻度が高い傷害治療費用は200万円・疾病治療費用は270万円と年会費無料のクレジットカードの中でも手厚い補償となっています。
旅先でデジカメが壊れた・盗難に遭ったなどという時に助かる携行品損害も20万円まで補償がある点もメリットです。ただし、レンタル品に関しては補償がないので注意しましょう。
まとめ
この記事では、おすすめのクレジットカードについて説明しました。
普段のお金やカードの使い方を見直すことで、10年ともなればポイントの金額の差がつきます。
ついつい使いすぎてしまう方は、ポイント還元のベストを目指すのをやめて、使う目的によってクレジットカードを整理することから始めましょう。
わからないことなどありましたら、LINEで質問できますので、お気軽にどうぞ!
コメント